知っていると便利!海外の方への胡蝶蘭の贈り方
2020年の東京オリンピックに向けて、日本には様々な国の観光客が増えてきています。海外との交流が増える中で、きっと、外国の方へお祝いの贈り物を送る機会もあるはず。
日本における、お祝い事のギフトと言えば胡蝶蘭です。ビジネス・プライベートに関係なく送れるので、人気も高いお花ですが、実は海外でも胡蝶蘭はギフトとして愛されているお花なのですよ。
胡蝶蘭の歴史
まずは、胡蝶蘭と海外との関係を紐解いていきましょう。
胡蝶蘭が発見されたのは1570年。熱帯地域の東南アジアで発見された後に、イギリスに渡って栽培方法が確立されました。そして、明治に入ってから日本に伝わったとされています。
当時は、日本での栽培が難しく、お金持ちの貴族の一部の人々が嗜むような、とても高級なお花だったそうです。
外国の方が胡蝶蘭を好きな所
続いて、外国の方が胡蝶蘭を好きな理由をいくつかご説明しましょう。
◆好きな理由①カラフルな色合い
胡蝶蘭が外国の方から人気である理由の1つめは、そのカラフルな色合いにあります。
胡蝶蘭と言えば、真っ白な花を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、品種改良のおかげで、今では、ピンク、黄色、紫など、とても豊富です。
◆好きな理由②気候に合って育てやすい
胡蝶蘭は熱帯地域発祥の花であることからもわかるように、湿度が高く、温かい気候の中で育つ花です。そのため、四季のある日本では室内栽培がメジャーとなっています。
それに対して、カリフォルニア、オーストラリア、ベトナムやマレーシアなど、日本よりも平均気温が高くて温かい地域は、胡蝶蘭の栽培に適した気候で育てやすく、とても身近なお花なのだそう。
◆好きな理由③花の意味が豪華で華やか
海外の方から胡蝶蘭が人気な理由の3つめは、花言葉にあります。
日本では、胡蝶蘭の花言葉は「純粋な愛」「幸福が飛んでくる」といった意味ですが、海外では、「lave(愛)」「beauty(美)」「luxury(豪華、高級)」「refinement(優雅)」といった、様々な意味を持っています。
このことから、愛する恋人や家族に贈ってもよし、ビジネスパートナーの開店祝いなどの晴れの日に贈ってもよしと、とても使い勝手のいい花でもあります。
アメリカでも開店祝いに人気の胡蝶蘭
日本では、開店祝いに胡蝶蘭を贈ることがメジャーですが、実はアメリカでも同じように胡蝶蘭を贈ることが多いのです。
◆カラフルな胡蝶蘭が人気
胡蝶蘭は品種改良を重ねて、現在ではピンク、黄色、紫、青などのカラフルな花を咲かせるようになりました。カラフルな大きな花は、その存在感と豪華さで見る人を楽しませてくれます。ゴージャスなものを好む海外の方々が、胡蝶蘭を好まない理由はありませんよね。
◆フラワーアレンジメントも浸透
シンプルに胡蝶蘭を1鉢贈るのもいいですが、海外ではより豪華に楽しめる「胡蝶蘭のフラワーアレンジメント」も人気です。その理由は、胡蝶蘭が縁起のいい花言葉を持っている・色が豊富にあるという点に加えて、様々な種類の花との組み合わせが可能な上に、お手入れがしやすいという点にあります。
例えば、女性へバースデープレゼントとして胡蝶蘭を贈る場合は、可愛らしいバスケット型やドーム型のアレンジメントが人気だそう。相手の好きな色の花を胡蝶蘭に置くのか、それとも胡蝶蘭と組み合わせる他の花に置くのかによって雰囲気がガラッと変わるので、その人に合った胡蝶蘭のアレンジメントを作ることができます。
日本だけでなく、世界中で愛されている胡蝶蘭は、言葉や文化の壁を越えて、人々を結びつける大きな役目を果たしてくれるお花です。
海外の方へ贈り物をする際には、迷わずに胡蝶蘭を選びましょう。
相手の方も、きっと喜んでくれるはずです。