陣中見舞いの意味とは？贈り物の選び方やマナー、選挙中の注意を紹介

頑張る人を応援する陣中見舞い、何を贈ればいいのか悩みませんか？そもそも陣中見舞とは？このコラムでは、陣中見舞いとは何か、その意味を紹介し、その後に陣中見舞いの贈り物を選ぶ際に役立つ情報をお伝えします。ぜひご参考下さい。

• 陣中見舞いとは
• 陣中見舞いに良く贈られるもの
• 陣中見舞いを選ぶ際に注意するべきもの
• 陣中見舞いの金額相場
• 選挙の陣中見舞いのルール
• 陣中見舞いの包み方、熨斗（のし）の付け方
• 陣中見舞いのタイミング
• 陣中見舞いのマナー
• 陣中見舞いは頑張る人を応援する贈り物。選挙の出馬者へ送る際はルールに注意しよう
• お祝い、お見舞いに最適なものをお届けする「カタログギフト」

陣中見舞いとは

選挙や試合、受験、公演会などへ挑む人のもとへ訪問したり、贈り物したりをすることを示します。そもそも陣中とは「戦場」という意味合いがあり、大きなイベントに挑む方を激励するために行います。

陣中見舞いに良く贈られるもの

陣中見舞いに贈るものとして、定番なものといえば花やお弁当、お菓子、飲み物、タオルなどがあります。

陣中見舞いは、大勢の人（チーム）に向けて贈る場合が多いです。大勢で食べられるものは喜ばれやすいですが、その際はナイフで切り分ける手間のないものを贈りましょう。

また、飲み物を送る際は、贈り先にグラスや冷蔵庫があるか調べておきましょう。もしもなければ、個包装されていてその場でサッと飲めるものがおすすめです。

陣中見舞いを選ぶ際に注意するべきもの

生もの

陣中見舞いで、生鮮食品やスイーツなどの生ものは、なるべく控えましょう。その場で食べきれなかった際に、廃棄することになります。夏だと特に、持ち帰って食べようとして、途中で腐ってしまい食中毒を引き起こす危険もあります。

扱いに困るもの

個人的な趣味嗜好を押し出した置物などは、人によっては必要なく、邪魔になってしまうかもしれませんので、陣中見舞いには向いていません。なるべく手軽な、持ち帰れるか、その場で消費できるものが好ましいです。

高価すぎるもの

贈り先様を応援したいとはいえ、高価すぎるものを送るのはやめておきましょう。人によっては恐縮してしまい、かえって気を使わせてしまうかもしれません。贈り先様が気持ちよく受け取れる金額の中で選びましょう。

陣中見舞いの金額相場

陣中見舞いの金額に決まりはありませんが、試合や公演、展示会などの場合では、相場は5000円～10000円程度と言われています。現金や金券などは避け、その場で使用、飲食できるものが選ばれることが多いです。
（下記で説明しますが、選挙の場合は飲食物が禁止で、金銭の贈り物はOKです）

選挙の陣中見舞いのルール

飲食物の贈り物は基本禁止

選挙の陣中見舞いでは、お茶請けに用いる程度のお菓子や果物などを送ることができます。しかし、基本的にそれ以外の飲食物の贈り物は禁止です。

金銭の寄付はOK

飲食物の贈り物は禁止ですが、金銭や有価証券の寄付は許可されています。選挙への出馬は必要な資金が多いため、喜んでもらえることが多いです。現金を渡す際も、きちんと祝儀袋に入れて、表書きをして渡します。

ただし、選挙の陣中見舞いの場合個人が一人の選挙候補者に寄付できる総額は年間150万円以内と定められていますので、注意しましょう。

陣中見舞いの包み方、熨斗（のし）の付け方

通常、お見舞いに熨斗を付けることはありませんが。陣中見舞いは慶事であり、熨斗がある方が良いです。また、表書きは4文字だと「死文字」と呼ばれ、縁起が悪いのではと気にする方もいます。なるべく4文字にならないよう注意しておきましょう。

熨斗	あり
水引	紅白の蝶結び（花結び）
表書き	「御祝」「陣中御見舞」 （特に健闘や活躍の機会が定まっていないときは、 無難にこのように書かれることが多いです） 「御当選御祝」、「祝市長当選」、「市長御就任御祝」 （選挙で候補者を応援したいとき、当選できるよう想いを込めて このように表書きをすることもあります） 「祈御健闘」「祈念必勝」「祈大勝」「祈念合格」 （試合などに向けて頑張っているチームへ、 このように勝利を願う言葉を書くこともあります）

陣中見舞いのタイミング

陣中見舞いは、当日ではなく準備期間中に渡すことが多いです。試合前の合宿中や公演の練習中など、何かに向けて頑張っている人へ、ねぎらいや激励の気持ちを込めて贈ります。

しかし、大切なのは贈り先様に喜んでもらうこと、やる気を出してもらうことです。そのため、贈り先様が喜んでもらえそうな時があればそのタイミングで渡しましょう。贈り先様が準備に忙しくバタついているようなら、大きな戦いの当日に渡すのもありです。

もし会って渡すことが難しい場合は配送するのも手段の一つ。その際は前もって連絡を入れて、贈り先様が受け取りやすいようにしましょう。

陣中見舞いのマナー

贈り先様を応援するからこそ、陣中見舞いはマナーを守って行いましょう。

長居をして時間を取らせない

目標に向かって努力する人たちの邪魔にならないよう、長居は禁物です。目標に向かい、只でさえ時間が惜しいと思われますので、陣中見舞いを渡したら、軽く挨拶や激励をして去りましょう。

ネガティブな言葉を使わない

また手紙などを渡す際には、縁起の悪い言葉を使わないようにしましょう。選挙や受験前の場合、「滑る」「落ちる」などの言葉が分かりやすいでしょうか。他にも「敗れる」「逃す」「散る」など、ネガティブな文脈に用いられる言葉は禁止です。

陣中見舞いは頑張る人を応援する贈り物。選挙の出馬者へ送る際はルールに注意しよう

陣中見舞いは何か大きな戦いへ向かう人に対する、激励の品を送るシーンです。素敵な陣中見舞いをプレゼントして、より一層気合を入れてもらいましょう。陣中見舞いの品やタイミング、渡し方は贈り先様にとって邪魔にならず、気兼ねなく受け取れることが大事です。

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