お供え・お悔やみに「胡蝶蘭」を贈ってよい?マナーや選び方についても解説

お供え花として胡蝶蘭を送っても大丈夫?と心配になる人もいるでしょう。
開業祝いや結婚祝いに贈るイメージの強い胡蝶蘭ですが、葬儀や法事のお供えとして贈っても問題ありません。
ただし、お供えとして胡蝶蘭を送る際にはさまざまなマナーがあります。
選ぶべき色やラッピング、価格の選び方などをまとめましたので、お供えとして胡蝶蘭を贈る際にお役立てください。
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<監修者情報> 喜ばれるギフトを提案する専門ECサイトを5店舗経営。「お祝い」「感謝」「応援」「お礼」…さまざまな心と心の繋がりを代弁する贈り物文化に魅了され、カタログギフトのプロデュースを行う。“自己満足に終わらないプレゼント”の選定を得意とし、これまで15,000件以上のギフトの依頼を受けている。 |
- お供えに胡蝶蘭が適している理由
- 胡蝶蘭をお供えするシーン
- 枕花として葬儀前に胡蝶蘭を贈る際のマナー
- 通夜や葬儀の供花として胡蝶蘭を贈る際のマナー
- 葬儀の後に供花として胡蝶蘭を贈る際のマナー
- 供花として胡蝶蘭を贈る際の注意点
- お供えに胡蝶蘭を贈るならオフィスギフトで
お供えに胡蝶蘭が適している理由
白い胡蝶蘭は格式高く「清純」「追悼」の意味があります。
そのため、故人への感謝と敬意を伝えるのに適している供花です。
また以下の点から、他の生花と比べてメリットもあります。
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巷で「縁起が悪い」という誤解がありますが、それは、鉢植えの胡蝶蘭が「寝付く」イメージに繋がるためではないかと言われています。
よって、「お見舞い」には避けるべきですが、供花には問題ありません。
胡蝶蘭をお供えするシーン
お供えの花としての胡蝶蘭には、以下の3つの種類があります。
枕花 | 亡くなった方の枕元に飾るお花。
故人と親しい近親者が枕元に供えるために、自宅に贈ります。 |
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通夜や葬儀の供花 |
通夜や葬儀、告別式などの時に祭壇にお供えするお花。 遺族や親族、故人と親しかった方、会社の関係者などが贈ります。 |
葬儀後の供花 | 葬儀後の仏壇やお墓、故人の自宅などに飾るお花。
花を飾ることで故人を失った遺族の悲しみを癒し、供養の気持ちを表します。 |
お供え用の高品質な胡蝶蘭はオフィスギフトをご利用ください。
9:00 ~ 18:00(土日祝・お盆・年末年始除く)
枕花として葬儀前に胡蝶蘭を贈る際のマナー
枕花を贈るタイミングや適した胡蝶蘭の選び方など、具体的なマナーを解説します。
贈るタイミング
枕花は、通夜が始まるまでに贈る花です。
直接故人の自宅に足を運ぶ際に持参しても問題ありません。
訃報を受けてすぐに贈ると、亡くなることを見越して用意していたと思われてしまう可能性があるため、訃報の後少し間をおいてから贈るのがよいでしょう。
また、枕花は特に近い関係にある人から贈られるもののため、直接訃報を受けていない場合は控えましょう。
花の色、大きさ
胡蝶蘭の花の色は白色が適しています。
最近では故人が好んでいた色の胡蝶蘭を贈るケースもありますが、遺族に不快感を与える可能性があるため、慎重に選びましょう。
大きさは中輪サイズ(花弁が約3~6cm)が適しています。
自宅から葬儀場まで移動させる場合もあるため、大輪の胡蝶蘭は避けましょう。
ラッピング
枕花は、以下のようなラッピングで包むのが一般的です。

引用:らんや
色 | 青・紫の系統の色 |
---|---|
包装紙 | 無地、または、控えめな柄 |
リボンの数 | 1つ |
枕花用の胡蝶蘭を購入すれば基本的には問題ありません。
価格の相場
以下は、枕花の価格相場です。
友人・知人 | 5,000~10,000円 |
---|---|
親族 | 10,000~20,000円 |
地域によっては枕花へのお返しを行うため、遺族の負担にならないよう価格を考えましょう。
メッセージカードの書き方
贈り主の名前を記載したカードを枕花に添えて贈ります。
複数名で贈る場合は連名、もしくは、「子供一同」「親族一同」と記載してもよいです。
枕花は親しかった人から個人的なお悔やみとして贈るため、仕事の付き合いがあった人へ贈る際も個人名を使います。
なお、立札は葬儀向けのため、枕花には不要です。
通夜や葬儀の供花として胡蝶蘭を贈る際のマナー
通夜や葬儀の供花として胡蝶蘭を贈る際のマナーを解説します。
枕花とはマナーが異なる点もあるため、確認しておきましょう。
贈るタイミング
胡蝶蘭を供花として使用できるように、通夜の前日、もしくは葬儀の2日前までに会場に胡蝶蘭を贈ります。
万が一間に合わなかった際は、故人の自宅に贈り祭壇に供えてもらいましょう。
花の色、大きさ
通夜や葬儀の供花には、白色で大輪(花弁が約10~15cm)の胡蝶蘭が適しています。
ただし、地域による風習や宗派の違いによっても変わる場合もあるため、心配な場合は葬儀社などに相談するとよいでしょう。
ラッピング
供花も枕花と同じく、以下のようなラッピングが一般的です。
色 | 青・紫の系統の色 |
---|---|
包装紙 | 無地、または、控えめな柄 |
リボンの数 | 1つ |
価格の相場
以下は、供花の価格相場です。
友人や知人 | 7,000~15,000円 |
---|---|
家族や親戚 | 15,000~30,000円 |
会社から | 15,000~30,000円 |
遺族の気持ちや負担に配慮し、遺族との関係性を考慮した金額で供花を送りましょう。
立札の書き方
立札には「供 (贈り主の名前)」と記載します。
故人やご遺族の名前を書かないように注意しましょう。
親族で贈る場合 | 「子供一同」「孫一同」「○○家 親戚一同」 |
---|---|
友人で送る場合 | 友人一同 |
会社から贈る場合 | 会社名と代表名、もしくは会社名と部署名一同 |
葬儀の後の供花として胡蝶蘭を贈る際のマナー
葬儀後の供花として胡蝶蘭を贈る際は、「四十九日まで」か「四十九日以降」かでマナーが異なります。
失礼のないよう、それぞれのマナーを確認しておきましょう。
四十九日まで
四十九日までは、白色の胡蝶蘭を選ぶのが一般的です。
忌明けとも呼ばれる四十九日では、故人の親族や友人などを招いて仏教の儀式を行います。
また、遺族が喪に服する期間を終える日でもあります。
そのため四十九日までは、供花として一般的な白色の胡蝶蘭を贈りましょう。
四十九日以降
四十九日以降は、供花の色や大きさの制限が緩和されます。
故人を悼み悲しむ期間が終わるため、白以外の明るい色や中輪以外のサイズの胡蝶蘭を贈っても問題ありません。
たとえば、生前故人が好きだった色や、淡いイエロー、ピンク、水色などの胡蝶蘭は、遺族の心を癒してくれるでしょう。
お供えに胡蝶蘭を贈る際の注意点
供花として胡蝶蘭を贈る際の5つの注意点を解説します。
気付かないままマナー違反をしないために、内容を確認しておきましょう。
「供物・供花辞退」の記載がある場合
訃報に「供物・供花辞退」と記載があった場合は、供花や品物を贈ってはいけません。
ご遺族が供物や供花を辞退するのには、以下のような理由が考えられます。
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お断りの意思表示がある場合は、供花を送らないよう注意しましょう。
メッセージカードを添える際の注意点
通夜や葬式で使用する供花以外は、立て札ではなくメッセージカードを添えて贈りましょう。
ただしメッセージを書く際には、以下のような忌み言葉を使わないよう注意が必要です。
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また、以下のような言葉であれば故人への敬意や自身の悲しみを適切に表現できます。
メッセージカードを書いた際は、忌語が含まれていないかをチェックしてから供花を贈りましょう。
供花で使用しない花
以下のような花は、供花として贈るのに不向きです。
トゲやつるのある花/香りや花粉が多い花/枯れやすい花 |
トゲやつるを持つ花は、宗教や縁起などの理由からNGとされています。
また供花は通夜や葬式、故人の枕元に飾るため、枯れやすい花や花粉が飛び散る花は適していません。
胡蝶蘭と他の花を組み合わせてアレンジしたい場合は、以下のような花を選びましょう。
菊/カーネーション/デンファレ/ユリ/蘭 |
アレンジとして複数の花を組み合わせる場合は、色合いや大きさなど全体のバランスに注意しましょう。
避けた方がよい色
赤や紅白、ピンク、オレンジなど、お祝いで用いられることが多い色の花は、失礼に当たります。
供花に使用する花は、白など淡い色を選びましょう。
例外として、故人の生前の希望により明るい色の花が飾られる場合もあります。
「鉢植え」に対する注意点
仏教の場合、鉢植えの胡蝶蘭を供花として贈ることは、基本的に問題ありません。
ヒンドゥー教やイスラム教では「肥料は不浄なもの」とされ、排泄物由来の肥料を避けることがあるため、鉢植えを贈るのは控えましょう。
お供えに胡蝶蘭を贈るならオフィスギフトで
オフィスギフトは、高品質な胡蝶蘭を供花としてお届けしております。
ラッピング・メッセージカード・立て札など、作法に準じたものを無料でご用意。
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ご希望に沿ったものを仕立てることも、全てお任せいただくことも可能なため、お急ぎの場合も安心してご注文ください。
9:00 ~ 18:00(土日祝・お盆・年末年始除く)
弊社は、SDGsの実現に向けた取り組みの一環として、NPO法人「AlonAlon」のフラワープロジェクトで栽培された胡蝶蘭を販売しております。