【胡蝶蘭を吊るして栽培するメリットとは?】お部屋のインテリアにも最適な胡蝶蘭の吊るし方を解説
胡蝶蘭を吊るして育てる方法
植え込み資材をすべてとってしまって根をむきだしにして壁や天井から吊るす
水苔などの植え込み資材を付けたまま、鉢から株を取り出します。
さらに植え込み資材もすべて取ってしまい、根をむき出しの状態にします。
そのままくくって、くくったところを紐につなげて、カーテンレールやフックなどにぶら下げていきます。
植え込み資材をつけたままぶら下げても大丈夫ですが、吊るす場合には植え込み材がない方が育てやすいとされています。
植え込み材がない場合は、水を溜めておくことができませんので、水やりの仕方に注意してください。
季節によって変化はありますが、基本的には夕方の水やりを1日ごとに行うのが理想です。
バケツなどに水を張り、根の部分だけを10分程度浸しておきます。
水が浸ったら、そのまま取り出し元の場所に戻します。
また、1日に2〜4回くらいの頻度で、霧吹きで葉の裏表に水を吹きかける葉水をするのがおすすめです。
植え込み資材をつけたまま吊るす
植え込み材をそのままつけておく場合は、水やりの際に水がこぼれてしまうので、受け皿などを利用して対処しましょう。
このとき受け皿に溜まった水はそのままにせずに、こまめに捨てるようにしてください。
鉢ごと吊るす
鉢をそのまま吊るす方法は、鉢の周りに紐や針金を取り付けて吊るします。
針金を用いる場合は、鉢の縁の下を1周させてリング状にする方法や、針金の先端をクリップ型に曲げて鉢の縁に引っ掛ける方法などがあります。
ホームセンターやインテリアショップには、ロープやチェーンで壁や天井から吊るす専用の鉢が売られています。
好きな場所に吊るせば、かわいいグリーンインテリアとしてもお部屋に飾ることができます。
胡蝶蘭を吊るして育てるメリット
胡蝶蘭が自生する環境に近い
胡蝶蘭が自生している環境に近づけると、成長しやすくなります。
胡蝶蘭は東南アジアを中心として熱帯、亜熱帯の地域に自生しており、ジャングルの比較的高い位置に着生している着生植物です。
そのため、地面に近い部分で育つよりも地面から離れて育つ方が本来の環境に近いので、健康的に育ちやすくなります。
また、風通しが悪いと病気が発生したり根腐れを起こしたりしやすくなるので注意しましょう。
水やりのタイミングがわかりやすい
根をむき出しの状態で空中栽培すると、根を十分に乾かせるので、根腐れの心配が減り管理がしやすくなります。
胡蝶蘭の自生環境に近くなり、より健康的に生育することができますよ。
温かい空気に触れやすくなる
床に近いと床冷えしやすくなってしまいます。
温かい空気は上に流れる特性があるので、寒さに弱い胡蝶蘭にとっては空中栽培が過ごしやすい環境となります。
ただしエアコンの風が直接当たってしまう場所だと乾燥してしまうので、注意しましょう。
胡蝶蘭を吊るして育てる際の注意点
水やりについて
空中での栽培は胡蝶蘭の株全体が乾きやすくなるので、水やりの頻度が多くなります。
手間をかけず放置気味に育てたいという方には不向きな栽培方法かもしれません。
また、水やりをするたびに高いところから下ろさなければならない点も踏まえておきましょう。
乾燥させすぎない
エアコンの下や扇風機の風が直接当たる場所での空中栽培は、乾燥に気を付けてください。
できるだけ湿度は60~80%くらいに保ちましょう。
葉水を定期的にすることで乾燥を防ぐことができます。
また直射日光は当たらないようにしてください。
吊るす場所が日に当たるようなら、カーテンやタオルなどで日陰を作りましょう。
まとめ
胡蝶蘭は吊るして栽培することで、自生する環境により近い形で育てることができます。
乾燥や水やりの回数に気を付けることで、より健康的に胡蝶蘭を育てることができますよ。
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