胡蝶蘭をもらった後の管理方法はどうしたらいい?置き場所や花が咲き終わった後の対処法のほか、異変が出た場合の対処法についても解説
- 胡蝶蘭をもらった後はどうすればいい?
- 胡蝶蘭の季節ごとの管理方法
- 胡蝶蘭に異変が出た場合の対処法
- 花が咲き終わった胡蝶蘭はどうする?
- 胡蝶蘭の植え替えはどうしたらいい?
- 胡蝶蘭を処分する場合
- 胡蝶蘭のお返しはオフィスギフトで
- まとめ
胡蝶蘭をもらった後はどうすればいい?
置き場所を決める
胡蝶蘭をもらった際には、最初にどこに置くかを考えなければいけません。
胡蝶蘭を置くのに適した場所の条件としては、以下のようなものがあります。
・風通しがよい
・湿気が強くない
・自然光がほどよく当たる
・直射日光が当たらない
・エアコンなどの人工の風が当たらない
・高温になりすぎない
・寒すぎない
胡蝶蘭を長持ちさせるためには、まず鉢を風通しのよい場所に置く必要があります。
ただし、窓際などは天気の変動や昼夜の温度差の影響が大きくなるため注意してください。
昼間だと25度前後、夜は15度前後が胡蝶蘭にとって過ごしやすい温度です。
ただ、胡蝶蘭は多湿な環境を好むため、エアコン等の送風が直接当たる位置だと乾燥してしまい、すぐに萎れてしまいますので注意が必要です。
また、胡蝶蘭は熱帯のジャングル原産で直射日光には弱い花のため、ブラインドやカーテンを通して日光を浴びるくらいがちょうどいいようです。
鉢植えの場合はラッピングをはずす
プレゼントで胡蝶蘭をもらった場合、素敵なラッピングで包まれている状態かもしれません。
その場合に外すのが惜しいという気持ちはわかりますが、胡蝶蘭にとってラッピングは病気の元です。
もしラッピングされたままで保管すると、鉢の中が蒸れてカビや根腐れの原因にもなります。
ただし、鉢植えの周りなどの包装は残しても問題ありません。
胡蝶蘭の季節ごとの管理方法
胡蝶蘭の原産地が1年を通して暖かい東南アジアであることを考えると、寒暖差の激しい日本で長持ちさせるためには、管理の仕方を季節ごとに注意しなければいけません。
春
まず、春に注意しなければいけないことは朝晩の冷え込みです。
寒さに弱い胡蝶蘭を長持ちさせるためには、床ではなく机の上などの高所に置くことで温度を高く保つなどの工夫が必要です。
また、水の与えすぎに注意しなくてはいけません。
植え込み材の表面に注目して、乾いてきたタイミングから2、3日後にコップ1杯から2杯程のお水を与えてください。
大体1週間から10日に一度のペースです。
また、春先は胡蝶蘭にとって育成ではないため、肥料は必要ありません。
梅雨
梅雨の時期は湿度が高くなりますが、湿度が高すぎる場合には胡蝶蘭の花にシミができることがあります。
しかし、この時期が胡蝶蘭の育成期のため、逆に株が乾きすぎてもいけません。
水やりの頻度は10日に1度ほどで、春先より心持ち多めに与えてください。
また月に一度、量などは説明書きを参考にして、ラン用の肥料を与えてください。
夏
夏場の直射日光は胡蝶蘭の葉やけの原因にもなりますので、カーテンを通して日光が当たるくらいの環境を維持しましょう。
また、エアコンの風が胡蝶蘭に直射すると、乾燥してしまうので注意が必要です。
夏場は梅雨同様に胡蝶蘭の育成期なので、お水と肥料を梅雨の時期と同じくらいあげましょう。
秋
秋になると、昼夜の気温差が激しくなってきますが、胡蝶蘭は15度くらいで安定した気温だと健康を保てます。
また、秋になると空気が乾燥し始めますが、胡蝶蘭は乾燥に弱いので、定期的に霧吹きで葉っぱを湿らせてください。
秋は胡蝶蘭が休眠を始める時期なので、梅雨と夏場からあげてきた肥料は、そろそろ止めても大丈夫です。
冬
胡蝶蘭にとって最もつらい時期が冬です。
10度を下回る気温だと枯れてしまうといわれていますので、日中は20度、夜は10度以上の気温を保ってください。
夜は気温が低い窓際から移動させて、鉢植えを新聞紙でくるむなどの工夫をするといいでしょう。
そして冬場の水やりですが、根腐れの危険があるためにごく少量を植え込み材が乾燥したタイミングで与えてください。
ただし、乾燥対策のために葉っぱへの霧吹きは毎日行っても構いません。
肥料は秋同様必要ありません。
胡蝶蘭に異変が出た場合の対処法
大切に管理していた胡蝶蘭が、何か様子がおかしいという場合、さまざまなケースが考えられます。
葉っぱや根っこの異変ごとの原因などについて解説します。
葉っぱが黄色くなった場合
葉が黄色くなった場合は、生理現象の葉落ちなので胡蝶蘭の健康には心配いりません。
ちぎり取ってしまってもいいですし、放っておいてもその葉っぱは落ちるので、落ちた葉っぱは捨ててあげてください。
葉っぱが白または黒っぽくなった場合
葉っぱの色が白、もしくは黒っぽくなった場合には、直接強い日光を浴びたことが原因で葉やけを起こしている可能性を疑いましょう。
葉やけを見つけた場合には、その位置だと日光が強すぎるということなので、速やかに鉢植えを移動してください。
ただし、葉やけを起こして変色した葉っぱは元に戻ることはありません。
葉っぱにしわが入った場合
葉っぱがしわしわになってしまった場合は、根腐れを起こして水を吸い上げられなくなったことによる水不足が考えられます。
鉢の中を乾燥させる必要があるため、水やりのペースを見直す必要があります。
もしも根腐れを起こしていた場合には、植え替えが必要なケースもありますが、植え替えは株の体力を消費するので胡蝶蘭の調子を見計らって行わなければいけません。
根っこが黒くなった場合
胡蝶蘭の根っこが黒くなってしまっている場合は、根腐れやカビなどの菌による病気の可能性があります。
水や肥料のあげすぎが原因かもしれません。
根が腐ってしまうのは一大事ですが、株自体が死んでしまったわけではありません。
緑色の健康な根が残っていればまだ大丈夫です。
この場合には、火であぶったり消毒したハサミを使って黒い根を切ったりなどで対処してください。
花が咲き終わった胡蝶蘭はどうする?
花が枯れてしまっても、胡蝶蘭はまだ終わりではありません。
きちんとお世話をしてあげると、翌年以降も何度も花茎が伸びて花を咲かせてくれます。
胡蝶蘭の花を来年も楽しむための準備や、二度咲きさせる方法について解説します。
次のお花への準備をする
来年以降も花を楽しみたい場合は、思い切って花茎を根元から切り取ってください。
また、使用するハサミはきちんと消毒しないと、菌が入って病気になってしまう事があるので注意してください。
花茎を切り落とすと、株が栄養を蓄えられるようになって強くなります。
順調にいけば次の春にも花を観賞できますが、環境によっては次の花が咲くまでに2、3年かかることもあります。
二度咲きさせたい場合
胡蝶蘭を二度咲きさせたい場合には、花茎の節を下から4、5節ほど残して切ってください。
切った花茎の節から、新しい花の芽が生えてきます。
早い場合には数か月で次の花(二番花)を見ることができますが、二度咲きさせると株自体が弱ってしまいますので、次の年に花が咲かないという場合もあります。
胡蝶蘭の植え替えはどうしたらいい?
胡蝶蘭が3本立てや5本立ての寄せ植えで花が咲き終わっている場合と、植え替えを2年以上していない場合には、植え替えをする必要があります。
まず寄せ植えの場合は、根っこが伸びることで鉢が窮屈になるために植え替えが必要になります。
一株に一鉢といった具合にすると、胡蝶蘭ものびのびと育ってくれます。
また、2年以上植え替えをしていない場合には、植え込み材が腐ってしまう事があります。
頻繁な植え替えは株を弱らせる原因ともなってしまいますが、2年たったら植え替えを行うようにしましょう。
胡蝶蘭を処分する場合
胡蝶蘭を処分する際には、各自治体の指示に従って処分しなければなりません。
胡蝶蘭そのものだけでなく、鉢や用土などそれぞれで処分の方法が異なります。
▼詳しくはこちらの記事をご覧ください。
胡蝶蘭のお返しはオフィスギフトで
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まとめ
プレゼントの定番である胡蝶蘭をもらった場合、適切に管理できれば数年にわたって花を楽しむことができます。
気温や湿度などに気を遣って、翌年も花を咲かせられた時の喜びはひとしおですので、是非胡蝶蘭をもらった場合は大切に育ててください。
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