【完全ガイド】季節ごとの胡蝶蘭のお手入れと、好きな時期に花を咲かせる「開花調節」についても紹介!
胡蝶蘭は東南アジアが原産国のため、日本の四季に耐えられないことも!
一方、きちんと管理さえできれば50年以上長生きさせてあげられるお花です。
この記事では、季節ごとに最適なお手入れ方法や、冬越しや梅雨時期のお手入れのポイントなどをまとめました。
また、胡蝶蘭を好きな時期に咲かせる「開花調節」についても紹介します。
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- 胡蝶蘭のお手入れの基本
- 春のお手入れ(3月、4月、5月)
- 夏のお手入れ(6月、7月、8月)
- 秋のお手入れ(9月、10月、11月)
- 冬のお手入れ(12月、1月、2月)
- 好きな時期に花を咲かせたい!開花調節
- 胡蝶蘭の寿命と、長生きさせるための植え替えについて
1.胡蝶蘭のお手入れの基本
胡蝶蘭が花を咲かせる長さは、一般的に1ヵ月~3ヶ月くらいです。
胡蝶蘭にとって快適な環境作りができれば、お花も元気に育ちますのでお手入れの基本は守りましょう。
◆水やり
水やりは少ないくらいがよく、多すぎると根腐れを起こして枯れてしまうので注意してください。
コップ一杯くらいの常温のお水を与え、受皿に水が残らないように捨ててあげましょう。
また、乾燥に強い胡蝶蘭でも適度な湿度は必要なので、葉っぱの表裏に霧吹きで水を与えてあげてください。
◆気温
温度はだいたい18度から30度の間で管理します。
胡蝶蘭は寒さに弱いので、18度以下にならないように注意しましょう。
8度から30度という幅は、人が快適に感じる温度に近いので、生活のメインスペースとなるリビングが温度の管理がしやすい場所といえるでしょう。
◆設置場所
胡蝶蘭は、日当たりがよい場所を好みますが、
一方で直射日光が苦手。直射日光に当たると、葉やけを起こしてしまいます。
レースのカーテン越しの窓際や、明るい部屋の中に置きましょう。
また、扇風機やエアコンの風が直接かかる場所は避け、空気がこもりにくい場所に置きましょう。
◆肥料
花に元気がないと肥料を与えたくなるかもしれませんが、肥料は栽培されるときに生育の過程で使われるものなので、贈物として受け取ってからはあげないでください。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
▶初心者でも失敗しない胡蝶蘭の育て方
胡蝶蘭の一年
まずは簡単に胡蝶蘭の1年間の様子を見てみましょう。
胡蝶蘭は、基本的に3〜5月にかけて花を咲かせます。
その後、人の手で「茎の剪定」や、必要があれば「植え替え」をし、冬越しの準備を整えます。
ここでは、一般のご家庭であることを前提に、まずは四季のある環境で胡蝶蘭を育てる際の季節ごとのポイントを紹介します。
2.春のお手入れ(3月、4月、5月)
◆胡蝶蘭の様子
冬が終わって暖かくなる春は、胡蝶蘭の花が咲く季節です。
◆水やり
冬場より頻繁に、2週間に1回程度、コップ一杯を目安に与えてください。
また、天気のいい日の午前中に1日1回、花と葉、全体に霧吹きなどで水を吹きかけてあげるとよいでしょう。
◆設置場所
日当たりがよいが、直射日光の当たらない部屋の中がおすすめです。
レースのカーテン越しの窓際や、明るい部屋の中で、風通しのよい場所に置きましょう。
3.夏のお手入れ(6月、7月、8月)
◆胡蝶蘭の様子
花が咲き終わったら、茎を根元から切ります。
また、花が終わった4月から6月頃は植え替えのチャンスでもあります。
◆水やり
梅雨時期の6月は、あえて雨が降っているときに外に出してあげると、自然のミネラルを胡蝶蘭に吸収させてあげることができます。
その時、長い時間外に放置して、水分過多にならないよう気を付けてください。
7月以降夏本番になると、土が乾くのも早くなるので、1週間に1回の水やりを目安に与えてください。
また、毎日、夕方1回、花と葉、全体に霧吹きなどで水を吹きかけてあげるとよいでしょう。
夏場は水やりの頻度が1年で最も多い季節になります。
◆設置場所
直射日光の当たらない廊下や玄関などにおいてください。
夏場は日差しが強いので、レースのカーテン越しでも窓際は避けましょう。
また、クーラーの風が直接当たる場所も避けた方がよいでしょう。
4.秋のお手入れ(9月、10月、11月)
◆胡蝶蘭の様子
切った茎から芽が生えてきて成長していく季節です。長くなってきたら支柱で支えてあげます。
◆水やり
2週間に1回、コップ一杯を目安に与えてください。
また、天気のいい日の午前中に1日1回、花と葉、全体に霧吹きなどで水を吹きかけてあげるとよいでしょう。
◆設置場所
直射日光の当たらない廊下や玄関などにおいてください。
秋の西日が強いので、レースのカーテン越しの窓際でも西日が当たらない場所を選びましょう。
5.冬のお手入れ(12月、1月、2月)
◆胡蝶蘭の様子
胡蝶蘭の花芽が伸びてきて花を咲かせるか、まだ少し休んでいる季節です。
◆水やり
エアコンの保温がある場合は、月1回コップ一杯を目安に与えてください。
エアコンを使わない場合、水は与えず、霧吹きのみでも大丈夫です。
その場合、天気のいい日の午前中に1日1回、花と葉、全体に霧吹きなどで水を吹きかけてあげるとよいでしょう。
ただし、雨の日、曇りの日は温度が下がってしまうので、与えないようにしてください。
◆設置場所
暖かい部屋の中で、暖房の風が直接当たらないところに置いてください。
また、夜間も比較的暖かいところがよいので、日中窓際や廊下などに置く場合、夜は暖かいリビングなどに移動するとよいでしょう。
好きな時期に花を咲かせたい!開花調節
胡蝶蘭は温度管理によって季節関係なく花を咲かせることができ、これを『開花調節』といいます。
1年を通してお祝いに贈られるのは、生産者がこの開花調節を実施しているためです。
まずは、胡蝶蘭の花が咲く仕組みをみてみましょう!
※花芽分化とは、花になるための芽が作られることです。
このように、胡蝶蘭は温度変化によって花芽が成長し、開花します。
この温度を管理することで開花の時期を調節できるのです!
温室がなくても開花調節はできる
開花調節は生産者のように温室栽培するもの思われがちですが、ご家庭で行う方法は「置き場所を変える」だけです!
寒い冬の時期でも、花芽の成長に適した温度管理ができる場所に胡蝶蘭を置くことで、開花させることができます。
開花調節例:2月に花を咲かせたい場合
11月ごろに21℃前後(最低18℃)の環境であれば花芽分化が起こります。
その場合、開花時期を2月に調節する方法は…
温度が10℃以下になって休止期間に入らないように、「リビング」など21℃前後を保てるお部屋に置きます。
株の成長 | 28℃前後 | 夏:玄関 |
花芽分化 | 21℃前後 | リビング |
休止 | 10℃前後 | 冬:玄関 |
花芽の成長 | 21℃前後 | リビング |
そうすることで、花芽が成長し、2月に花を咲かせることができるのです!
このように、冬に玄関においてある胡蝶蘭とリビングにおいてある胡蝶蘭では開花時期が大きく違ってきます。
置き場所ひとつで花を咲かせられる開花調節は、胡蝶蘭栽培のおもしろいところ!
気分が落ち込みがちな冬に、華やかな胡蝶蘭を眺めることができたら、とっても素敵ですよね♪
ご家庭の胡蝶蘭も、ぜひ置き場所を意識してみてください。
胡蝶蘭の寿命と、長生きさせるための植え替えについて
胡蝶蘭の寿命
胡蝶蘭の寿命は50年以上!
しっかり管理できれば、一生涯を共にできる素敵なお花です。
胡蝶蘭を少しでも長生きさせるためには、2年に一度、植え替えをしましょう。
植え替えのタイミングは花が咲き終わった後、通常であれば4月~6月が最適です。
植え替えの方法
①花芽をハサミなどで切る。
②古い土、傷んでいる根や葉を取り除く。(根を傷めないよう注意)
③水苔の場合は水苔を湿らせて、根の周りに巻きつけ、鉢に入れた後は15~20日間水やりしない。
④バークを使う場合は、バーク→肥料→バークの順に、ひと掴みずつ鉢に入れ、胡蝶蘭を中心に置いたあと周りをバークで埋める。その後7日は水やりしない。
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まとめ
お祝いで胡蝶蘭をいただいた方も、できるだけ長く美しいお花を楽しみたいですよね!
50年以上生涯を共に過ごすことのできる胡蝶蘭。
東南アジア原産の胡蝶蘭は、1年を通して花を咲かせる準備をしています。
季節に合った最適なお手入れを心がけ、ぜひベストパートナーを目指してみてください!