【胡蝶蘭の寿命はどのくらい?】長持ちさせるコツ・枯れる原因知って寿命を伸ばそう!

胡蝶蘭 寿命

胡蝶蘭の株の寿命は50年以上と長寿なお花です。
また花もちもよく、1~3か月ほど咲き続けます。

本記事では、胡蝶蘭の寿命と長持ちさせるポイントを解説します!

目次

胡蝶蘭の寿命はどのくらい?

胡蝶蘭は、適切な環境さえあればとても長生きするお花です。
ここでは、胡蝶蘭の寿命について詳しく紹介します。

花の寿命は1~3か月

胡蝶蘭の花は、1か月〜長くて3か月以上開花を楽しめます
茎を切って「切り花」にした場合も、2〜3週間花を保つことができるのも魅力的です。
一般的なお花は2週間程度で枯れてしまうので、かなり花持ちがよいと言えます。

葉や株の寿命は50年以上

一般的に販売されている胡蝶蘭は購入してから10年ほどが寿命とされていますが、丈夫に育てることができれば50年以上生きることができます
まさに一生モノのお花と言っても過言ではありません。

見た目の美しさだけでなく、長寿というのも胡蝶蘭の魅力のひとつです。

ミニ胡蝶蘭の寿命は?

サイズが小さいミニ胡蝶蘭も平均寿命は同じです。
花は1〜3か月ほど開花を楽しむことができ、株の寿命は10〜50年以上と、長寿なお花です。

 

胡蝶蘭を長持ちさせる(寿命を伸ばす)には?

ラッピングされた胡蝶蘭の鉢

続いては、胡蝶蘭の長い寿命を最大限に伸ばすためにはどうすればいいのかについて紹介します。

置き場所に気を付ける

胡蝶蘭は熱帯が原産のお花ですので、まずは環境に気を配る必要があります。

 

胡蝶蘭にとって最適な温度は18〜25℃です。
寒さに弱いので、特に冬場は15℃を下回らない場所で管理しましょう。
また、最適な湿度は、60〜70%ほどです。
乾燥する時期は、葉水したり加湿器を活用したりして、湿度を保つことも重要です。

 

置き場所のポイントは次の通りです。

・風通しのよい明るく暖かい室内
・直射日光を避ける
・エアコンなどの直風があたる場所は避ける
・置き場所は頻繁に変えない
・人やカーテンなどが花に触れやすい場所には置かない

 

水やりのポイント

胡蝶蘭は水をあまり必要としないお花なので、植え込み資材が乾燥して水気のない状態になったら水やりをすることがポイントです。

 

頻度は1週間〜10日に1回が目安。
植え込み資材がしっかり乾いてから、1株につきコップ1杯ずつの水を与えます。
なお、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう

 

基本的には水分を多く吸収する夏が1番水やりの頻度が高く、休眠期の冬にかけて頻度が少なくなっていきます。

 

花が終わったら剪定する

しぼんだ花はそのままにせず、順次摘み取ってください。
また、ひとつの花茎につき、3分の2ほどが咲き終わったら、茎を根本近くで剪定します。
これにより、株の体力を花に取られすぎず、丈夫に育てることができます。

 

肥料のタイミングに注意

引用:ハイポネックス公式

肥料は、4〜9月の成長期にあげるのがベスト

 

胡蝶蘭はそれほど多くの肥料は不要ですので、使用する場合は洋ラン専用の液肥がおすすめです。

>>ハイポネックス公式

 

なお、休眠期の冬場に肥料をあげるのは絶対にNGです。
春になっても、新しい根っこが生えていれば与えて問題ありませんが、そうでなければ肥料をあげるのをもう少し待ってみましょう。

 

また、弱っている胡蝶蘭を肥料で回復させることはできません。
元気にさせようと肥料に頼るとかえって株に負担をかけてしまうので、成長を促したい時にだけ使うようにしましょう

 

お祝い用のラッピングは早くはずす

お祝い用の胡蝶蘭は、できるだけ早めにラッピングを取った方がよいです。
ラッピングを外したくない場合は、根元部分に穴を開けて、通気性を確保しましょう。
長くそのままにしておくと、湿気がこもって根腐れの原因になります

 

植え替えをして胡蝶蘭の寿命を延ばそう

植え替え作業

植え替えも、胡蝶蘭の生育にはとても大切なことです。
主に、春から夏にかけての生育期に植え替えをするのがよいとされています。
なかでも4月に植え替えができればベストです。

 

冬は、胡蝶蘭の根が弱っている時期なのでよほどのことがない限りは避けましょう。
植え替えのしすぎは根を痛めてしまう可能性があるので2~3年に1度植え替えできれば十分です。

また、花が咲いている場合は植え替えをしてはいけません。
花がきちんと咲き終わったタイミングで行いましょう。

 

植え替えの手順

植え替えにあたり必要なものがいくつかあります。

・花が咲き終わった株
・植え込みに必要な資材(水苔など)
・ハサミ
・植え替え用の新しい鉢植え

上記のものを植え替え前に準備しておきましょう。

 

そして準備が終わったら植え替えになるのですが、手順は以下を参考にしてください。

1.茎に固定されている支柱すべてを外して茎の根元を清潔なはさみでカットします。節の2cm上くらいが目安です。

 

2.寄せ植えされている株を一つずつ取り出し、根を傷めないように注意しながら、絡まっている水苔を綺麗に取り除きます。腐っている根っこがあればこの際にカットします。

 

3.新しい水苔を水で戻したら、根を包み込んで形を整えて新しく用意した鉢に入れます。最後に隙間を水苔で埋めて安定させたら植え込み完了です。

植え替え後は、根が弱ってしまっていることがあるので2週間ほどは水やりをせずに乾燥するのを待ってください。
また、胡蝶蘭は一般的に一つの鉢に寄せ植えされていますが、植え替えの際には1株に1鉢にしましょう。
なるべく暖かい場所に置いておくと、植え替え後でも胡蝶蘭は綺麗な花を咲かせるので覚えておきましょう。

 

植え込み材について

主な植物は、しっかりと育てるために培養土や赤玉土などを用います。
しかし、胡蝶蘭は着生ランと呼ばれており、土は使いません。
そこで、胡蝶蘭は土の代わりに植え込み資材というものを使うのですが、植え込み材の中にもいろいろと種類があるので紹介します。

 

以下が主な植え込み材の種類です。

・水苔…柔らかい素材で根を傷めることなく、水捌けと水持ちのバランスが比較的よいのが特徴の初心者向け植え込み材。しかし保水力が高いので素焼きの鉢は避けた方が無難です。

 

・バーク…樹皮を細かくしたものを指します。水苔に比べて根腐れしにくく根が張りやすいのが特徴です。肥料の吸収度もよい植え込み材ですが、排水性が高いので素焼きの鉢には向きません。

ほとんどの場合、水苔が用いられています。
水苔は最も手軽で育てやすい植え込み材ですが、それでもうまくいかない場合は植え込み材をバークに変えてみるとよいでしょう。

>>胡蝶蘭の植え替えについて詳しく知りたい方はこちら

 

【症状別】胡蝶蘭が枯れる原因と対策

胡蝶蘭の株

胡蝶蘭の寿命を伸ばすためには病気にも気をつけなければなりません。
「おかしいな」と思ったら、すぐに対処しましょう。

根腐れはどんな症状?

以下のような症状がある場合は、根腐れの可能性があります。

 

・根、植え込み材の表面にカビが生えている
・植え込み材の根元がカビ臭い
・葉が変色したりしていて、元気がない

 

主な原因は、水のあげすぎ、鉢が小さくなっている、カビ、などです。
対応としては、植え替えをすることでまた元気になる可能性があります。

 

黒や茶色に変色している根やカビが生えている根は全てカットし、新しい植え込み資材に交換してください。
なお、植え替え後は1週間ほど株が落ちつくのを待ってから、水やりしましょう。

 

花にこんな症状が出た場合は

花に以下の症状が出た際は病気にかかっている可能性があります。

灰色の斑点が出ている場合:灰色カビ病

灰色カビ病は、見た目を損なうだけでなく悪化していくと花をすべて切り落とさなければいけないほど重い病気です。
対策としては、湿度を90%以下に保ち、温度を上げることで防ぐことができます。

黄色く変色している場合:アザミウマ(スリップス)の寄生

アザミウマの寄生は、高温で乾燥してしまう時期に発生してしまう害虫による被害です。
対策としては、アドマイヤーアセフェート水和剤(オルトラン)で防除するとよいでしょう。

しおれている場合:低温障害

低温障害は、その名の通り室温が15℃以下になってしまうことで花が下に垂れてしまう病気です。
室温を15℃以上に常に保つことで低温障害を防ぐことができます。

花やつぼみが落ちる場合:アブラムシの寄生

アブラムシの寄生は、アザミウマ同様に高温で乾燥してしまう時期に発生してしまうアブラムシによるものです。
対策としては、水で薄めた牛乳を霧吹きにしてかけると対策できます。

 

葉にこんな症状が出た場合は

胡蝶蘭の葉に以下のような症状が出ていた場合には、病気にかかっているかもしれません。
ご自身で育てている植物(胡蝶蘭)にこのようなものがないか、該当していないか確認してみましょう。

黄色く変色している場合:葉やけ、フザリューム菌による立ち枯れ病

葉焼けは胡蝶蘭に直射日光が当たりすぎてしまうと起こります。胡蝶蘭は直射日光の当たらない場所に置くようにしましょう。
立ち枯れ病は、水滴などが溜まってしまいフザリュームと呼ばれる菌に感染してしまうことでかかってしまいます。
対策としては、風通しのよいところに置き、タチガレンなどの薬剤を塗るのがおすすめです。

斑点ができている場合:【褐色の斑点】軟腐病・褐斑細菌病 【黒色の斑点】炭そ病

軟腐病、褐斑細菌病は、葉っぱの傷口から細菌が侵入し感染してしまう病気です。
対策としては、細菌が侵入している部分を切り取り台所用洗剤の塩素系洗剤などを塗りましょう。

炭そ病は、葉っぱが弱っている時にカビが活発に繁殖してしまう病気です。
対策としては、周りを切り取りダイセンなどの薬剤を吹きかけましょう。

ツヤがない場合:ルゾクトニア菌による立ち枯れ病

こちらの立ち枯れ病は、水のやりすぎで発生するルゾクトニア菌に感染してしまうことで発生してしまう病気です
対策としては、霧吹きで全体がしっとりする程度に水やりをしましょう。

カビのようなものが付いている:コナカイガラムシの寄生

コナカイガラムシは発生してしまうと、駆除することが非常に難しい害虫です。
使い終わった歯ブラシや綿棒などで擦り落としてから、コナカイガラムシに効果がある殺虫剤を振りかけましょう。

 

>>胡蝶蘭の病気についてもっと詳しく知りたい方はこちら

 

まとめ

胡蝶蘭は10年も生きる長寿なお花です。
適切な環境と管理の元で育てれば、50年以上生きることもあります。
人生の半分近くを共にできるパートナーとして、丈夫に育ててあげられるといいですね。

 

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また、胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉をもつ、縁起のよいお花です。
園芸が趣味の友達や家族へプレゼントして、一緒に育てるのもおすすめです!

 

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サスティナブル

弊社は、SDGsの実現に向けた取り組みの一環として、NPO法人「AlonAlon」のフラワープロジェクトで栽培された胡蝶蘭を販売しております。

>>胡蝶蘭の生産元について

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