年末年始の贈り物は3種類!お歳暮が遅くなったらどうする?おすすめのギフトもご紹介
年末年始の贈り物には、お歳暮やお年賀、寒中見舞いがあります。
なんとなく知ってはいても正確な違いを説明できる方は少ないのはないでしょうか?
この記事では
・「お歳暮」「お年賀」「寒中見舞い」それぞれのマナーや贈る時期
・お歳暮が遅れた場合の対処法
・年末年始やお正月に喜ばれるギフト
を、ご紹介します!
- 年末年始の贈り物は3種類
- 年末の贈り物には「お歳暮」を
- お歳暮が遅れてしまった場合はどうする?
- お正月・松の内に贈る「お年賀」
- お正月・松の内を過ぎると「寒中見舞い」
- 年末の贈り物に共通するマナー
- 年末の贈り物におすすめのギフト
- まとめ
年末年始の贈り物は3種類
年末年始の贈り物は「お歳暮」と「お年賀」と「寒中見舞い」の3つです。
贈り物の種類 | 時期 | 意味 |
お歳暮 | 年末(12/1〜12/25頃) | 1年間の感謝 |
お年賀 | 年始(1/1〜1/15頃) | 新年の挨拶 |
寒中見舞い | 松の内明け〜立春(1/8〜2/4頃) | 相手の健康を気遣う |
それぞれ、贈る時期が地域によって異なったり必要なマナーが違ったりしますので、以下で詳しく解説します。
年末の贈り物には「お歳暮」を
年末の贈り物といえばお歳暮がおなじみです。
お歳暮とは
お歳暮とは日本古来の風習で、日頃お世話になっている方に贈り物をすることです。
年末に贈るため、1年間の感謝を相手に伝えるという意味合いがあります。
お歳暮の起源は歳暮回りという行事で、年の暮れに挨拶に行った際に手土産を持参するという習慣がはじまりです。
>>お歳暮についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
忙しい時期なので配送することが多い
お歳暮は本来であれば直接持参するものですが、年末の忙しい時期なため配送で贈られることが一般的です。
また、配送する際は事前に送り状を書くことが正式な方法です。
お歳暮を贈る時期
歳暮には年の暮れという意味があり、お歳暮は年末に贈ります。
贈る時期は地域ごとに異なるため、下記表をご参照ください。
関東 | 12月1日~25日頃 |
北海道・東北・東海・ 関西・中国・四国・九州 |
12月13日~25日頃 |
>>お歳暮の時期についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
お歳暮のマナーや注意点
お歳暮を贈る際はマナーを守りましょう。
金額の相場に気を付ける
お歳暮の金額の相場は以下の通りです。
一般的な相場 | 3,000~5,000円 |
上司や特にお世話になった人 | 5,000~10,000円 |
取引先の会社など |
3,000円〜10,000円 |
相場以上のものを贈るとかえって相手に気をつかわせてしまうため注意しましょう。
>>お歳暮の相場についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください
お歳暮は喪中でも贈ることができる
お歳暮は、祝い事ではなく「1年の感謝を伝える贈り物」です。
そのため、自身や贈り先が喪中の場合でも贈ることができます。
喪中にお歳暮を贈る場合は場合、無地の熨斗(のし)を使いましょう。
>>喪中に贈るお歳暮について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください
お歳暮の熨斗(のし)
お歳暮の熨斗は「蝶結び」で、上部に「御歳暮」下部に「自身の名前」を書きます。
お中元との違いは?
お歳暮とお中元はどちらも日頃の感謝を伝えるための贈り物ですが、お歳暮は年末に贈るのに対して、お中元は夏季(7~8月)に贈ります。
また、贈る季節が違うので、贈り物の傾向も少し違います。
お歳暮は年末年始の家族が集まるイベントを想定した贈り物が多いですが、お中元は、冷たいものや涼しさを感じられるものが多い印象です。
お歳暮が遅れてしまった場合はどうする?
年末までの配送に間に合わず、お歳暮の時期が過ぎてしまった場合は「お年賀」や「寒中見舞い」に変えて贈りましょう。
お年賀は1月1日〜1月15日、寒中見舞いは、お年賀の時期を過ぎてから立春(2月4日頃)までです。
詳細やマナーは、以下の章で順に解説します。
お正月・松の内に贈る「お年賀」
お年賀はお正月の贈り物です。
お年賀とは
お年賀は新年の挨拶の意味が込められています。
お年賀は日本ならではの風習で、新年の挨拶回りとともに、直接持っていくのが一般的です。
お年賀の起源
もともとお正月には年神様(その年の神様)が現れると考えられていました。
年神様に新年の挨拶に行く際にお供えものを持参しましたが、それが手土産に変わりお互いに贈りあうという習慣に変わりました。
お年賀を贈る時期
お年賀を贈るのは松の内です。
松の内とは門松を飾っている期間のことで、地域ごとに時期が異なります。
関東 | 1月1日から1月7日 |
北海道・東北・東海・ 関西・中国・四国・九州 |
1月1日から1月15日 |
お年賀の熨斗(のし)
お年賀の熨斗は「蝶結び」で、上部に「御年賀」下部に「自身の名前」を書きます。
お年賀のマナーや注意点
お年賀を贈る際はマナーを守りましょう。
正式には三が日に贈る
本来お年賀は正月三が日(1月1日~1月3日)に贈るのが正式です。
しかし時代の流れにより、松の内にお年賀を贈る期間とすることが一般的になりました。
お年賀は必ず持参する
お年賀はお歳暮などと違い、配送ではなく直接持参するのがマナーです。
新年の挨拶にうかがう際に、手土産として贈りましょう。
お年賀は喪中の相手に贈らない
お年賀はお祝いの贈り物なので、喪中の相手に贈ることはできません。
お歳暮の時期を過ぎてから、喪中の相手に贈り物をする場合は、松の内を過ぎてから寒中見舞いを贈りましょう。
お正月・松の内を過ぎると「寒中見舞い」
お年賀の時期である松の内を過ぎた場合は、「寒中見舞い」を贈ります。
寒中見舞いとは
寒中見舞いは、最も寒くなる季節(1~2月)に相手の健康を気遣って贈ります。
また、贈り物だけでなく挨拶状として出すハガキも寒中見舞いです。
お歳暮やお年賀を渡せなかった場合に贈ることも
お歳暮やお年賀を逃してしまった場合には、寒中見舞いを贈りましょう。
寒中見舞いは喪中でも贈ることができるため、喪中の相手に新年の挨拶として贈られることも多いです。
寒中見舞いを贈る時期
寒中見舞いを贈る時期は「寒中」といって、松の内を過ぎてから立春まで(2月4日頃)の期間を指します。
立春は年によって変わるため、寒中見舞いを贈る際は、事前に日にちを確認しましょう。
時期を過ぎると「余寒見舞い」になる
寒中見舞いの時期を過ぎると「余寒見舞い」に変わります。
余寒見舞いに決められた期間はありませんが、2月末日頃まで贈られるのが一般的です。
寒い地域に贈る寒中見舞いは時期を過ぎてもOK
北海道や東北地方などの寒い地域には、時期を過ぎても寒中見舞いを出すことができます。
時期の決まりはありませんが、3月末頃が目安です。
寒中見舞いの熨斗(のし)
寒中見舞いの熨斗は「蝶結び」のものを使用します。
贈り先が同等や目下の方の場合は、上部に「寒中御見舞」下部に「自身の名前」を書きます。
贈り先が目上の方の場合は、上部に「寒中お伺い」下部に「自身の名前」を書きます。
寒中見舞いのマナーや注意点
寒中見舞いは喪中の相手に送ることができますが、その際は「おめでとうございます」などの祝いの文章は控えましょう。
ハガキで寒中見舞いを贈るときのマナー
寒中見舞いをハガキで贈る際は、拝啓や敬具などの形式的な文章は固い印象を与えるため控えるのが一般的です。
また、寒中見舞いに年賀ハガキを使うことはできません。
必ず通常の新しいハガキを使用しましょう。
また、印刷されたハガキを使用する場合は、手書きでひと言添えると好印象です。
年末の贈り物に共通するマナー
贈り物をする際はマナーを守ることが大切です。
相手の好みや家族構成を事前に調査
贈り物をする際は、相手の好みや家族構成を事前に調べましょう。
例えば、お子様がいる家庭であれば「お菓子」や「ジュース」、ご年配の方に贈る場合は「蕎麦」や「お酒」などが挙げられます。
また、人数が多い家庭に贈る場合は、大勢で分けることができるものを選ぶとよいでしょう。
相手の事情にも配慮
配送する際は事前に相手のスケジュールを確認しておきましょう。
荷物が届く時間帯によって、相手が受け取れない場合があります。
生モノや冷凍食品を贈る場合は、特に注意してください。
また、賞味期限の短い食品は、迷惑になる場合があります。
贈り物をする際は、日持ちするものを選ぶとよいでしょう。
一度贈ったら継続する
お歳暮・お年賀・寒中見舞いは一度贈ったら継続するのがマナーです。
一度だけで終わると失礼にあたるため注意しましょう。
もし単発で贈り物をしたい場合は「御礼」という形で贈りましょう。
贈り物が禁止の職業
政治家や公務員は基本的に贈り物を贈ったり受け取ったりすることが禁じられています。
なぜなら、公共性の高い仕事なため、特定の人と物や金品でつながってはならないからです。
また、近年ではコンプライアンス意識の高まりによって、公職ではない企業でも贈り物が禁止されている場合があります。
法人宛てに贈り物をする際は、事前に確認をとりましょう。
年末の贈り物におすすめのギフト
年末の贈り物である、お歳暮・お年賀・寒中見舞いにおすすめのギフトを紹介します。
定番の贈り物
まずは年末の贈り物にハズさない定番の贈り物をご紹介します。
【お酒】ベアレン ビールギフト
伝統的なドイツの製法で製造されている「べアレンクラシック」は“世界に伝えたい日本のクラフトビール”で二度日本一に輝いた本格派のラガービールです。
フルーティな香りとモルトの旨味のバランスがよく、見た目もおしゃれなので、贈答用としても人気の商品です。
忘年会や新年会、正月の帰省など多くの人が集まる場面では、普段飲まないような種類のお酒があると喜ばれるでしょう。
【お菓子】キハチ アソートBOX
年末年始にお菓子を贈る場合は、小包装で日持ちのするものを選ぶとよいでしょう。
【蕎麦】奈良屋 乾麺詰め合わせ 選べるギフト
風味豊かな乱切りの「裁ちそば」がTVで紹介され、お取り寄せグルメとしても人気の奈良屋。
年越し蕎麦として贈るのもいいですし、蕎麦以外の乾麺を自由に組み合わせて色んな味を楽しんでもらえるギフトとして贈るのもおすすめです。
マンネリ化したお歳暮にはカタログギフトがおすすめ
「毎年同じようなものばかりで儀礼的な行事になっている」
「贈ったものが本当に喜ばれているのかわからない」
とお悩みの方には、相手に「本当に欲しいもの」「今、必要なもの」を選んでもらえるカタログギフトが人気です!
家族や義実家など親戚へおすすめの贈り物
クリスマスや年末年始に家族で楽しめる「ローストビーフ」がおすすめです。
近江牛特選和風とろ生ローストビーフ
引用:おとりよせネット
A5、A4ランクの近江牛を使用しており、TVでも多数紹介された「とろ生ローストビーフ」。
贅沢にそのまま食べたり、肉寿司やバケットサンドにアレンジしても美味しいお肉です。
生物ですが冷凍便で届くので、家族が集まるタイミングで新鮮な近江牛の旨味を楽しむことができます。
ご近所の方におすすめの贈り物
ご近所の方には「オリーブオイル」や「調味料」「ドレッシング」など、気を遣わせない範囲で少し良いものを贈ると喜ばれるでしょう。
かにみそバーニャカウダ
引用:門永水産
OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)で受賞歴のある「かにみそバーニャカウダ」は、鳥取県の紅ズワイガニのかにみそを贅沢に使ったソースです。
野菜をディップして食べる他、ガーリックトーストにしたりパスタソースとしてアレンジしたり、濃厚なかにみその旨味をさまざまなアレンジで楽しむことができます。
友人・知人へおすすめの贈り物
友人や知人への贈り物は、見た目もおしゃれなご褒美スイーツがおすすめです。
ベルアメール京都別邸スティックショコラ
引用:BEL AMER京都別邸
さまざまな素材を使った口どけのよい「スティックショコラ」は、食べるのがもったいないほど可愛らしいチョコレートギフトです。
実店舗でもリピーター続出の人気商品なので、スイーツ好きな方には特に喜ばれるでしょう。
会社や上司におすすめの贈り物
会社やお世話になっている上司へ贈るなら、好みを問わない定番のものがおすすめです。
SAIBOKUロースハムとウインナー
引用:SAIBOKU
70年以上の歴史がある埼玉の牧場「サイボク」のゴールデンポークを100%使用したロースハムとウインナーのギフトセット。
クセがなく肉本来の旨味が凝縮したサイボクの商品は老若男女問わず愛され、多くの著名人が本店に訪れています。
贈答用ギフトも種類が豊富にあるので、予算に合わせて選んでみてください。
>>会社や法人向けのお歳暮についてもっと詳しく知りたい方はこちら
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監修者 喜ばれるギフトを提案する専門ECサイトを5店舗経営。「お祝い」「感謝」「応援」「お礼」…さまざまな心と心の繋がりを代弁する贈り物文化に魅了され、カタログギフトのプロデュースを行う。“自己満足に終わらないプレゼント”の選定を得意とし、これまで10,000件以上のギフトの依頼を受けている。 プランや贈り方についてお悩みの場合は、ギフトコンシェルジュに直接ご相談可能です。大切な取引先へのお歳暮で失敗しないため、お気軽にお問い合わせください! <お問い合わせ先> |
まとめ
年末の贈り物は、お歳暮とお年賀と寒中見舞いの3つが代表的です。
それぞれのマナーを正しく守り、喜ばれる贈り物をしましょう。
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