胡蝶蘭のブーケは結婚式でなぜ定番なの?贈る際には花言葉の意味やブーケの種類について知っておこう
凛とした高貴な美しさを持つ胡蝶蘭は、様々なシーンで人気のあるお花です。
特にお祝いの場にはお花がつきものですが、胡蝶蘭を添えることによって、より一層華やかさがプラスされます。
ただ、結婚式のブーケとして使われることも多い胡蝶蘭ですが、その人気の秘密は花の美しさだけではありません。
そこで、結婚式のブーケに胡蝶蘭がよく選ばれる理由について解説します。
結婚式のブーケの花として胡蝶蘭が選ばれる理由
胡蝶蘭が結婚式のブーケに選ばれる理由はいくつかあります。
花言葉が結婚式にぴったり
胡蝶蘭は結婚式の場にふさわしいような、素敵な花言葉をいくつも持っています。
まず、胡蝶蘭の花言葉には「幸福が飛んでくる」というものがあります。
それは、胡蝶蘭の花びらの形状が蝶のように見えることから、幸せを運んでくるというイメージが生まれたようです。
また、愛する人との永遠の愛を誓う結婚式の場にぴったりな「純粋な愛」という花言葉もあります。
さらに、胡蝶蘭は色によっても異なる花言葉を持ちます。
白色の胡蝶蘭は「清純」、ピンク色の胡蝶蘭は「あなたを愛します」と、どの花言葉も結婚を祝う場にふさわしく、胡蝶蘭が結婚式のブーケに使われる花として人気があることにも納得です。
カラーバリエーションが豊富
胡蝶蘭が結婚式のブーケに使われることが多い理由には、カラーバリエーションの豊富さも挙げられます。
胡蝶蘭には人気で定番の白色やピンク色だけではなく、黄色やグリーンがかった色合いのものもあり、なかには珍しい青色のものもあるのです。
さらに花びらにグラデーションのかかったものや、花芯に色のある種類もあります。
そのため、式全体のイメージや新婦のこだわりに逆らわないような形で、ブーケに胡蝶蘭を取り入れることができます。
時期を選ばない
真冬などの寒い時期に結婚式を行う場合、生花のブーケでは花の選択肢が限られてしまうことがあります。
しかし胡蝶蘭であれば、季節に関係なく安定して供給されている花のため心配ありません。
年中安定して供給されている理由は、胡蝶蘭がもともとの熱帯地域が原産地であることが関係しています。
暖かい気温を保たないと上手く育たないため、日本で育てられている胡蝶蘭は温室栽培されているのです。
また、花粉や香りが少ないので、来客の方も不快に感じることはないでしょう。
こうした理由から、胡蝶蘭は結婚式のブーケとしても人気がある花です。
胡蝶蘭のブーケの種類
ブーケは花と色だけではなく、様々な形によって分けられた種類も選ぶことができます。
ブーケには、着用するドレスや結婚式を行う会場との相性があるため、それらに最も調和する形のものを選びたいところです。
そこで、一般的なブーケの種類について6つ紹介いたします。
キャスケード
キャスケードとは英語では小さな滝という意味で、花がしだれて流れるような縦長のフォルムが特徴です。
キャスケードブーケには大きめの花や葉を用いることが多く、胡蝶蘭だけのブーケでも優雅な気品や、豪華な存在感を醸し出してくれます。
そのため、荘厳な教会式などにあった大人っぽい雰囲気にぴったりのブーケです。
また、夏にはグリーンを入れて、涼しい印象に仕上げるのもおすすめです。
ボール
ボールブーケはその名前の通りお花をボール状にしたブーケで、360度どこから見てもお花が楽しめる可愛らしい形で、リボンや飾り紐の持ち手を付けて持つタイプです。
そのキュートな印象は可愛らしいふわふわのドレスに合うことはもちろん、持ち手や花の種類にこだわることで和装にもよく馴染みます。
ラウンド
ラウンドブーケはお花をまとめて丸いドーム状にしたブーケです。
ラウンドブーケはウェディングブーケの形としては、一番オーソドックスなものになります。
華やかな見た目ですが、使う花次第では可愛い雰囲気やエレガントな雰囲気など、どちらにもアレンジ可能です。
丸くすっきりとまとまっていて、ドレスのラインを邪魔しないため、様々なラインのドレスとよく似合います。
可愛らしい印象にしたい場合には小ぶりのラウンドブーケがおすすめです。
小ぶりなブーケであれば、レストランウェディングやガーデンウェディングなどのカジュアルな結婚式にも合わせることができます。
また冬にはあえて、王道の白の胡蝶蘭でラウンドブーケにするとより素敵です。
クラッチ
クラッチは英語ではつかむという意味で、クラッチブーケはその名前の通り、茎を切りそろえて束ねたもちやすい形のブーケです。
そのままのお花を集めたかのようなナチュラルな見た目のため、ガーデンウェディングやレストランウェディングといったカジュアルな結婚式によくなじみます。
また、そのナチュラルな印象から、スッキリしたラインのドレスとの相性がよいです。
春にはピンク色の他の花に、ピンクの胡蝶蘭を合わせたクラッチブーケを選ぶと季節感も統一されます。
アーム
アームブーケは、クラッチブーケの茎をより長くした形です。
腕に抱えて持つイメージで、スタイリッシュな印象を与えてくれます。
細くすっきりとしたフォルムのため、大人っぽい印象のドレスによく似合うブーケです。
ティアドロップ
ティアドロップとは英語で涙のしずくを指し、その名前の通り涙のしずくのような形をしているのが特徴です。
キャスケードと同じく逆三角形のフォルムですが、長さがすこし短く、ややカジュアルな印象が強いブーケです。
ふんわりと可愛らしい形で、モダンな会場や小柄な新婦さんによく似合います。
秋には暖色系の胡蝶蘭を選び、枝を見せるようなデザインのティアドロップブーケがよいでしょう。
胡蝶蘭のブーケを手配するには?
結婚式に胡蝶蘭のブーケを手配する方法は二つあります。
自分で作る
ブーケを素人が手作りするのは難しいとイメージする方が多いかもしれませんが、ブーケの種類によっては手づくりすることも十分可能です。
無造作なナチュラルさが魅力であるクラッチブーケやアームブーケは、比較的簡単に作ることができます。
新郎新婦や関係者の皆さんで自作するのもよいかもしれませんね。
プロに頼む
素人でも作りやすいブーケはありますが、なかにはプロの手でないと美しく作ることが難しい種類のブーケもあります。
キャスケードやボール、ラウンドなどの流線型や球形のブーケは作ることが難しい種類で、こういった形のブーケはその道のプロに依頼することが無難でしょう。
胡蝶蘭は会場装花にもおすすめ
胡蝶蘭は、ブーケだけでなく、会場装花として使用するのもおすすめです。
ここでは、主な胡蝶蘭の会場装花を紹介します。
一輪挿し
胡蝶蘭は一輪だけでも存在感があるので、一輪挿しのグルーピング装花にするのも美しいでしょう。
透明な花瓶などに挿せばより高級感があり、結婚式にふさわしい会場装花になります。
二輪挿し
一輪挿しはもちろん、二輪挿しもまた違った美しさがあるのでおすすめです。
胡蝶蘭の茎を左右で垂らすように飾られる二輪挿しの装花は、ロマンチックな雰囲気を醸し出してくれるでしょう。
アクリルケースを使った装花
胡蝶蘭をアクリルケースに入れた、まるでアート作品のような装花もあります。
1つ置いただけでも、美しいオブジェのような存在感を放つでしょう。
まとめ
結婚式は一生の思い出にもなるような大切なイベントのため、式全体の雰囲気によく合うブーケを選ぶことにもこだわりたいところです。
そのため、季節に関係なく多くの選択肢を与えてくれる胡蝶蘭は、結婚式のブーケに使うお花として非常におすすめ。
大切な結婚式を彩るお花に、胡蝶蘭を加えることをぜひ検討してみてください。
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